日本で働く⑨ 失業したとき・雇用保険の基本

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仕事がなくなったら、どうする?


仕事を辞めたあと、すぐに次の仕事が決まらないこともあります。
そんなときに、生活と仕事探しを助ける制度があります。


🌸 この記事でわかること
・雇用保険とは何か
・失業したら最初に何をするか
・基本手当をもらえる人
・ハローワークでの手続き
・いつからお金をもらえるか
・外国人が気をつけること


1.雇用保険ってなに?

雇用保険(こようほけん)は、
働く人の生活や、
次の仕事探しを支えるための制度です。

仕事を辞めて、
次の仕事を探している人は、
条件を満たすと
お金を受け取れる場合があります。


💡 「失業手当」って?

よく「失業手当」と呼ばれますが、
正式には雇用保険の
「基本手当(きほんてあて)」
といいます。


2.会社を辞めたら、誰でももらえる?

いいえ。
会社を辞めただけで、
全員が必ずもらえるわけではありません。


✅ 大切な条件
・雇用保険に一定期間入っていた
・今、仕事をしていない
・働きたいと思っている
・すぐ働くことができる
・実際に仕事を探している


📅 雇用保険に入っていた期間

原則として、
仕事を辞める前の2年間に12か月以上、
雇用保険に入っていた期間が必要です。

ただし、倒産や解雇など一定の場合は、
辞める前の1年間に6か月以上でも
対象になることがあります。


3.すぐ働けないときは?

基本手当は、
仕事を探していて、すぐ働ける人のための制度です。


🔎 たとえば
・病気やけがで、今は働けない
・出産や育児などで、今は働けない
・しばらく仕事をしないで休みたい
・今は仕事を探す予定がない

このような場合は、
すぐに基本手当を受けられないことがあります。


4.失業したら、まず何をする?

次の仕事が決まっていない場合は、
ハローワークで手続きをします。


① 会社から離職票を受け取る
↓

② ハローワークへ行く
↓

③ 「仕事を探します」と申し込む
↓

④ 雇用保険の受給資格を確認してもらう
↓

⑤ 仕事を探しながら、失業の認定を受ける


5.離職票ってなに?

離職票(りしょくひょう)は、
会社を辞めたことや、
退職理由などが書かれた大切な書類です。


📄 離職票を確認しよう

会社を辞めた理由が
正しく書かれているか確認しましょう。


⚠️ 退職理由が違うとき

「会社から辞めるように言われたのに、
自己都合と書いてある」など、
実際の理由と違う場合は、

ハローワークで
「退職理由が違います」
と伝えましょう。


6.ハローワークへ何を持って行く?

基本手当の手続きでは、
離職票などの書類が必要です。

📄 離職票-1・離職票-2
🪪 マイナンバーが分かるもの
👤 本人確認ができるもの
🏦 本人名義の銀行口座が分かるもの
📷 必要に応じて写真など


※ 必要なものは状況によって違う場合があります。
行く前にハローワークで確認すると安心です。


7.すぐにお金をもらえるの?

手続きをしたその日に、
すぐ基本手当がもらえるわけではありません。


📅 まずは待期期間

7日間

まず、失業していることを確認する
「待期」という期間があります。


👤 自分の都合で退職した場合

正当な理由がなく自分の都合で退職した場合は、
7日間の待期が終わったあとも、
基本手当が支給されない期間があります。

2025年4月1日以降に退職した人は、
原則1か月の給付制限があります。


💡 退職理由によって違います

倒産や解雇などの場合と、
自分の都合で辞めた場合では、
基本手当を受け始める時期や
受けられる日数が違うことがあります。


8.いくらもらえるの?

基本手当の金額は、
みんな同じではありません。


💴 金額を決めるもの
・仕事を辞める前にもらっていた給料
・年齢
・雇用保険に入っていた期間
・退職した理由など

正確な金額は、
ハローワークで確認しましょう。


9.何日間もらえるの?

基本手当を受けられる日数も、
人によって違います。


📅 日数が変わるポイント
・年齢
・雇用保険に入っていた年数
・仕事を辞めた理由

一般的な離職者の場合でも、
条件によって日数が変わります。


10.お金をもらっている間は何をする?

基本手当は、
次の仕事を探している人のための制度です。

そのため、
ハローワークなどで
求職活動を続けます。


🔎 求職活動の例
・仕事に応募する
・ハローワークで職業相談をする
・求人について相談する
・対象となるセミナーなどに参加する


📅 失業の認定

原則として、
4週間に1回、
ハローワークで
失業していることの認定を受けます。

求職活動をしているかどうかも確認されます。


11.次の仕事が決まったら?

新しい仕事が決まったら、
ハローワークへ伝えましょう。


🌱 早く再就職した人

条件を満たす場合は、
再就職手当などの
対象になることがあります。

新しい仕事が決まったら、
ハローワークで確認しましょう。


12.外国人も基本手当を受けられる?

外国人でも、
雇用保険に加入していて
条件を満たしている場合は、
基本手当の対象になることがあります。


🛂 在留資格も確認しよう

雇用保険と在留資格は、
別の制度です。

基本手当の手続きをしただけで、
在留資格の手続きが終わるわけではありません。


🌏 退職後は入管の手続きも確認

在留資格によっては、
会社を辞めたときに
入管への届出が必要です。

また、
今の在留資格でどんな仕事を探せるかも
確認しましょう。


13.健康保険・年金も忘れないで

仕事を辞めると、
会社の健康保険や厚生年金から
外れることがあります。

🏥

健康保険

次に入る健康保険を
確認しましょう。

👴

年金

国民年金への切り替えが
必要か確認しましょう。


失業したときの流れ


① 会社から離職票を受け取る
↓

② ハローワークで仕事探しを申し込む
↓

③ 基本手当の受給資格を確認してもらう
↓

④ 求職活動をする
↓

⑤ 失業の認定を受ける
↓

⑥ 次の仕事を見つける


✅ 失業したときのチェック
□ 離職票を受け取った?
□ 退職理由は正しく書いてある?
□ ハローワークへ行った?
□ 雇用保険の受給資格を確認した?
□ 仕事探しを始めた?
□ 健康保険を確認した?
□ 年金を確認した?
□ 外国人は入管の手続きも確認した?


🌸 ここだけ覚えて!


💼 失業したら、離職票を確認してハローワークへ行きましょう。

💴 条件を満たすと、雇用保険の基本手当を受けられる場合があります。

🔎 基本手当を受けながら、次の仕事を探します。

🌏 外国人は、雇用保険だけでなく在留資格の手続きも確認しましょう。

※ 基本手当を受けられるか、金額、支給される日数、
支給開始時期などは、一人ひとり違います。
詳しくは、住んでいる場所を担当するハローワークで確認してください。