外国人経営者の出国が約3.9倍に 「経営・管理」の新しいルールから1年

やさしい日本語 NEWS

2026年10月15日

外国人経営者の出国が約3.9倍に
「経営・管理」の新しいルールから1年

日本で会社を経営けいえいする外国人のうち、
再入国さいにゅうこくの手続きをせずに日本を出た人が、
2026年1月から6月までの半年間で953人になりました。

前の年の同じ時期と比べると、約3.9倍です。
在留資格「経営・管理」のルールが厳しくなったことも、
影響している可能性があります。

出国した人はどのくらい増えた?

2025年 上半期

246人
2026年 上半期

953人

共同通信によると、出入国管理統計などから、
在留資格「経営・管理」を持ち、
再入国許可さいにゅうこくきょかなどの手続きをせずに出国した人が
大きく増えたことが分かりました。

ただし、統計だけでは、一人ひとりが日本を出た理由までは分かりません。
953人全員が新しい制度のために出国した、という意味ではありません。

「経営・管理」とは?

「経営・管理」は、日本で会社などを経営したり、
事業の管理をしたりする外国人のための
在留資格ざいりゅうしかくです。

2025年10月16日から、この在留資格の許可基準が厳しくなりました。

主な変更点

  • 原則として、3,000万円以上の資本金などが必要になりました。
  • 対象となる常勤職員を1人以上雇う必要があります。
  • 経営者または常勤職員に、一定以上の日本語能力が必要です。
  • 経営者の学歴や実務経験などについても基準があります。

これらの変更は、実際に事業を行っているかどうかを
より厳しく確認するためのものです。

すでに日本で経営している人は?

新しいルールができる前から「経営・管理」で日本に住んでいる人には、
経過措置けいかそちがあります。

2028年10月16日までの在留期間の更新申請では、
新しい基準を満たしていないという理由だけで、
必ず不許可になるわけではありません。

事業の状況や、今後新しい基準を満たせる見込みなどを考えて、
個別に判断されます。

注意してください

「資本金が3,000万円ない人は、すぐに帰国しなければならない」
という説明は正しくありません。
ただし、更新が必ず許可されるわけでもありません。
自分の会社の状況と最新の条件を確認しましょう。

これから大切なこと

日本で事業を続けたい外国人経営者は、
資本金や職員の雇用だけでなく、
会社の経営状況、税金、社会保険などについても
正しく対応することが大切です。

在留期間の更新を考えている人は、
出入国在留管理庁の公式情報を確認し、
必要に応じて専門家に相談しましょう。

📖 今日のことば

経営(けいえい):会社やお店などを運営すること。

在留資格(ざいりゅうしかく):外国人が日本で活動するための資格。

再入国(さいにゅうこく):外国へ出たあと、もう一度日本に入ること。

厳格化(げんかくか):ルールや審査を前より厳しくすること。

経過措置(けいかそち):ルールが変わるときに、以前からの対象者に設けられる特別な取扱い。

公式情報・参考

情報確認日:2026年10月15日。この記事は報道および公的機関の情報をもとに、
やさしい日本語でまとめたものです。
個別の在留資格の許可・更新については、最新の公式情報をご確認ください。